教育

Voice of a senior doctor

先輩医師の声

女性医師の声
妹尾先生
 2002年奈良医大卒の妹尾絢子です。入局後5年間は、大学や一般病院で、主にカテーテル治療、心不全、不整脈症例など幅広く循環臨床経験を積ませていただきました。循環器内科は、緊急も多く、非常に多忙ではありましたが、充実した日々を過ごせるだけでなく、早い段階で医師としてのスキルを身につけられたと思います。

 その後、妊娠・出産を経て、大学院に進学し、心不全マウスを用いた心・腎連関の新しい分子機序解明のテーマで基礎研究を行いました。この基礎研究を通して、病態を深く考察する力や、幅広い視点を持つことが出来るようになりました。学位取得後、思いがけずアメリカ留学の機会を得て、マサチューセッツ州ボストンにあるハーバード大学関連ブリガムアンドウイメンズ病院Raymond先生の心臓MRI研究室で、循環器画像を用いた研究に携わりました。2人の子供を連れての渡米で、苦労もありましたが、日本では得られない世界中の医師・研究者との交流は、大変貴重な経験となりました。帰国後も、育児・家庭と両立しながら、循環器臨床や研究に邁進しています。

 循環器内科は、多忙な科であるが故に敬遠されがちですが、当科は女性医師も多く、それぞれのライフステージに合わせて勤務や専門性を柔軟に調整しています。自身の生活も豊かにしながら、医師として様々な方向性でキャリアアップできる当科に、ぜひお越し下さい。皆さんと一緒にお仕事が出来る日を楽しみにしています。
信田先生
 2013年に自治医大を卒業し、2023年現在医師11年目の信田紗希と申します。私は初期研修2年間を終えた医師3年目に奈良医大循環器内科に入局しましたが、自治医大の9年間の義務年限のために、入局以降も大学病院での後期研修2年間を除く5年間はへき地診療に従事しながら、週に1回の休診日に大学病院で研修を積んでいました。

 私の専門は冠動脈カテーテル治療および冠動脈イメージングの研究です。女性医師の少ない分野かつ義務年限でのブランクもあり、当初は続けていけるか不安でしたが、当科では教育熱心で熟達した先輩スタッフが多く、少ない症例数でも沢山のことを学べるよう指導してくださるため、現在では専門性の高い治療や後輩の指導をも任せてもらえるほど成長でき、やりがいを強く感じています。

 循環器内科といえば多忙なイメージがありますが、当科は医局員も多く、事情に合わせて勤務調整をしていただけますし、オンコールのある分野を専門としていても、普段は余裕を持って家庭と両立することができています。仕事に思い切り打ち込みたい!ワークライフバランスを重視したい!どちらの希望も叶う科だと思いますので、ご興味があれば是非一度見学に来てください。
芥子先生
 2013年卒の芥子です。カテーテルアブレーションやデバイス治療などの不整脈診療を主に担当しています。大学病院ならではの多様な疾患・背景の患者さんを担当し、日々勉強させていただいています。専攻医や若手の先生方には、個人の到達度に応じた手技を具体的な指導バックアップのもと経験するといった体制で、ひとつひとつの手技を丁寧に学んでもらっています。

 不整脈担当医として緊急対応が必要な手術はほとんどないため、オンコールもなく、当直以外の休日勤務もありません。時間の融通がきくので、ご家庭のある方でも働きやすいですし、私も研修医時代より趣味の時間が増えました。興味のある方は、いつでも見学・相談にきてください。
福田先生
関連病院で基本的な循環器医療を学び2度の産休育休取得後、奈良医大に帰り2人の子育てをしながら育児時短勤務の形で働いています!カテーテル治療やエコーがしたい!と思い循環器内科に進み、産休育休中に後輩の先生たちがどんどん技術がアップしていくのを見て焦りも感じましたが、復帰後周りの先生方(もちろん後輩の先生にも!)に助けてもらいながら、カテーテルやエコーに携わることができとても感謝しています。循環器内科はマンパワーがあり女性医師も増えてきており、カテーテル以外にも心臓CTやMRI、心筋シンチ読影、心不全治療、心臓リハビリなど様々な分野があるので、循環器に興味があるけどずっと続けられるか不安…と思っておられる方もぜひ、循環器内科で一緒に働けるのを楽しみにしています!

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