教育

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留学

国内留学
岡村先生
 2021年7月から東京都新宿区にある東京医科大学 分子細胞治療研究部門で国内留学をさせていただいています。マイクロRNAやエクソソーム研究において世界の第一線で活躍され続けている落谷孝広教授のもとで、動脈硬化とエクソソームに関する基礎研究を行っています。エクソソームとは、すべての細胞が分泌するナノサイズの小胞でタンパク質や核酸を内封し、細胞間のコミュニケーションツールとして働いているもので、がん診断やドラッグデリバリーシステムとして臨床応用されています。

 この研究室ではエクソソーム研究に関する知識や実験手技の習得はもちろんのこと、医師や企業の研究者が臨床応用を見据えた研究をいくつも展開しており、基礎研究から臨床応用までの流れを肌で体感し、多くの刺激をもらうことができます。今後は国内留学での経験を臨床で活かしつつ、ぜひとも奈良の先生方ともエクソソーム研究をしたいと思っています。国内留学のきっかけをつくってくださった斎藤名誉教授をはじめ、国内留学の継続を今も惜しみなくサポートしていただている彦惣教授、医局の諸先輩・後輩方、また国内留学中に家庭を支えてくれた家族に感謝申し上げます。
木村先生
 私は入局後3年目に国立循環器病研究センターへ留学する機会をいただきました。国内有数の循環器病院で、一般的な疾患から教科書でしか見たことのないような稀な疾患まで多種多様な症例が全国から集まります。どのように治療をすすめることが患者様にベストなのか、熱心な上級医のご指導のもと歳の近い若手医師らと奮闘した刺激的な1年間でした。

 中でも集中治療部での研修は、PCPSやImpellaといった循環補助デバイスを必要とする超重症心不全の方が毎日の様に搬送される嵐の様な毎日で、刻一刻と変化するバイタルと昼夜にらめっこをする中で循環動態管理の奥深さを知りました。今後はいただいた留学での貴重な経験を活かし、さらに心エコー検査やカテーテル治療の研鑽を積んで、目の前の患者様の救命、そしてその先の健康に貢献したいと考えています。

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